
Ryota (@ryota0406) です。
- 「海外キャリア、海外移住には憧れるけど、実際どのように動いてみればいいかわからない」
- 「周りにロールモデルもいないし、経験談を聞きたい」
この記事は、そんな方向けに書いています。
私も海外移住する前は情報弱者で、まさにこんな状況でした。
- 新卒で入社した会社で駐在を待つべきか
- 海外勤務に比較的早く行ける会社に転職するか
- 思い切って現地採用形態で海外に移ってみるか
そんな中、「なるべく早く、若いうちに海外でのキャリアを積みたい」と考え、現地採用形態でバンコクの日系企業に転職することを決めました。
同じように日本でモヤモヤしている方向けに、実体験にもとづきながら、僕なりに海外就職までの手順をお話ししていきたいと思います。
簡単に僕の経歴はこんな感じです(この記事の根拠)
- 海外勤務経験あり(大手企業のトレーニーとしてインド勤務1年)
– 数年待って駐在を狙うべきか、転職し自分で飛び出すべきか悩む - 大手@日本⇨アジアベンチャー@バンコクに海外転職
- アジアにいながらキャリアアップに成功(子会社から親会社に転籍)
海外就職/転職を実現するおすすめ手順・方法(現地でプチ生活してみよう)
- 何をやりたいかを整理する
- 準備を進めてみる:方法は3通り
- 2-1. 日本でエージェント登録
- 2-2. 現地日系エージェント登録
- 2-3. 現地在住者にコンタクトしてみる
- 実際に動いてみる:住んだ気になってプチ生活してみる(おすすめ)
1. 何をやりたいかを整理する
これは転職活動全般に言えることですが、まずは自分が何をしたいか、どうなりたいかを知ることが先決ですね。もっというと、人生や仕事において、何を重視したいかを決めること。
転職時に必要な職務経歴書の作成がこれに当たるかと思います。新卒で就活をした際の、「自己分析、自己PR、志望動機」を考える作業と基本的には同じです。
この作業のやり方は人それぞれですし、ノウハウも溢れているので詳細は触れませんが、ご参考までに、僕は以下のような考え方をしていました↓
また、あくまでご参考までですが、海外就職を決意した理由についてお話しした記事もあるので、お時間がある際にのぞいてみて下さい↓
2.準備を進めてみる:方法は3通り
2-1. 日本でエージェント登録
なんとなく見えてきたらエージェント登録してみましょう。
日本でエージェントに登録するのは、通常の転職活動をするのと同じ。
ただしこの場合、現地採用というよりは駐在員(日本で採用⇨派遣)の求人が多いので、若手には少しハードルが高い求人が多いかもしれません。
ちなみに、僕が実際に使ってみてオススメできるのは以下です。
JACリクルートメント
グローバルの求人であれば、求人の数、質ともに、JACが最も強い印象です。
そもその求人数が少ない、条件の良い駐在ポジションも、僕が使った中で一番多く上がってきました。
リクナビNext
最大手だけあって登録しました。
JACよりはグローバル案件は少ない印象ですが、やはりキャリアアドバイザーも百戦錬磨の方々が多く、レジュメ添削やアドバイスなどの質が高いです。
登録しておいて損はないエージェントかと思います。
ワークポート
「IT系に強い」が特徴なので業界特化型ですが、グローバル案件も思ったより多く抱えている印象です。
アジアであればバンコクにも拠点があり、現地のIT界隈とのコネクションも持っており、大手エージェントからは出てこない穴場の求人が出てくることもありました。
IT系志望の方は、ぜひ登録をオススメします。
2-2. 現地日系エージェント登録
現地の転職エージェントにも登録をしましょう。
こちらは若手や未経験でも応募できる現地採用求人がメインです。初めての海外就職であれば、こちらの方がハードルは低いでしょう。
僕が使った、主要エージェントは以下です。(タイ求人の場合)
※他の国を志望する場合は、各国ごとのえーージェントの子会社に登録する必要があります。
JACリクルートメントタイランド
こちらはJACの現地法人です。
先ほど紹介したのは日本法人の「駐在ポジション求人」で、こちらは各国子会社の「現地採用求人」といった住み分けです。
現地採用求人も、JACさんは質量ともにNo.1かと思いました。
アデコタイランド
こちらは外資系のエージェントですが、日本人担当者も常駐しており、とても親身に対応してくれます。
また、こちらのアデコタイランドではタイのみならず東南アジア周辺国の求人を抱えており、アジアを幅広くみておきたい方は登録をオススメします。
2-3. 現地在住者にコンタクトしてみる
とはいえ、エージェントには載ってこない求人も、実はたくさんあります。
特に、ベンチャー、スタートアップ系は少ないです。
そんな場合は、エージェントを介さず自分で直接アクセスしてみるのも有効です。
どうやって情報収集し、アクセスするか?
・知り合い(もしいれば)
やはり知り合いの紹介が一番アクセスしやすい方法かと思います。なぜならば、既に共通の知り合いのフィルターを通っているから、相手も構えず応じてくれる可能性が高まります。
・SNS(twitter)
知り合いがいなければ、twitterでの情報収集も有効です。
積極的にフォローし、海外就職の意思が固まったら、ダイレクトメッセージ等でコンタクトし、直接話を聞いてみるのもいいでしょう。
本当に会ってくれるのか?
熱意のある若手がコンタクトしてきたら、話は聞いてくれます(少なくとも日本から海外にくるという小さくない意思決定をした覚悟は伝わるはず)
なぜか?やっている人は圧倒的に少ないから。まだまだブルーオーシャンです。
特に、新卒で大企業に就職し、日本で数年の勤務経験のある人材はまだまだ重宝されるはずです。
実際に僕が活動をしてみて、大企業での数年の勤務経験が評価されたポイントについて、以下の記事に書いています。
【参考】海外転職する上で、”ファーストキャリア大企業” は有効なのか?
3. 実際に動いてみる:住んだ気になってプチ生活してみる(おすすめ)
これをやってみる理由はシンプルで、「肌感を持てることで、直感がわくから」です。
やはり、いくら頭で考え周到に準備しても、想像の域を超えず、直感で自分は本当に行きたいのかわからなくなることもあります。
では、具体的に肌感とは、
- 実際に現地で働く人と顔を合わせ、働くイメージを持てること
- 現地の生活イメージを多少なりとも持てること(これかなり大事)
実際に現地で働く人と顔を合わせ、働くイメージを持てること
海外で働く先輩たちが、なぜ海外行きを決意し、どんな過程でそれを実現し、今どんな思いで何をしていて、将来をどう考えているのか?
この一連のストーリーを聞くことで、自分の漠然とした思いやプランを具現化できる可能性が格段に高まります。
まだまだ前例が少ない海外就職だからこそ、ファーストステップを踏み出すのに必要なのはロールモデルを持つことです。
現地の生活イメージを多少なりとも持てること
「どんな仕事をするか」もそうですが、「どんなライフスタイルが待っているか」も実は重要な要素です。
ちなみに僕は結構ミーハーなので、海外在住でどれだけ自分の日々の生活、もっといえばライフスタイルが充実するのか?を妄想するのが実は楽しみだったりしました(笑)
また、「水や空気が合うか」「気候が合うか」「人や街の雰囲気が合うか」、この辺りも実は重要な要素でした。少なからず生活の拠点を構えるわけですからね。
そのためには先ほどの現地の先輩に話を聞く、もしくは現地在住者のブログや記事を参考にするのも良いですが、実際に「住むことをイメージしてプチ生活してみること」をオススメします。
可能であれば、1週間程度は時間が確保できれば理想です。
(とはいえ、「日本で働きながらそんなにまとまった休み取れないよ」という方が大半だと思うので、3連休を利用するとかでも最初はいいかと思います)
例えば、以下は僕がバンコクで就職を検討していた時期に実践してみてよかったと思う方法です。
- 住みたいエリア、住居に仮住まいしてみる
- 自分の休日の過ごし方を想像し、実際にシミュレーションしてみる
・住みたいエリア、住居に仮住まいしてみる
これは日本人が多いエリア、中でも駐在員が多いエリア、現地採用者が多いエリア等、少し情報収集すれば出てきます。
また、バンコクはコンドミニアム(日本人の給与水準であれば、ジムやプール等のファシリティが充実していることが多い)をAirbnbで探し、住んだ気になって過ごしてみました。
・自分の休日の過ごし方を想像し、実際にシミュレーションしてみる
住みかを確保したら、今度は実際に住んだ気になって1日を過ごしてみます。
僕の場合、
- 朝はコンドミニアムのジムでランニングマシンと軽いウェイトで汗を流し
- 昼はコンドミニアムから徒歩圏内のローカル食堂で食事を済ませ
- これまた近くのおしゃれカフェをググって、良さそうな場所を選び
- Grabタクシーのアプリを使って華麗に移動
- カフェでコーヒー頼みMacbook開いて作業(するふり)
- 夕方はタイマッサージで疲れを癒し
- 夜は事前にアポを取り付けた日本人の在住者の方と日本食屋へ
(その後夜のエンタメを視察。視察のみ。。)
まぁ今思えば毎週末がこんなに充実しているわけではないですが(だいぶ盛りました)、少なくとも実際に生活しているイメージは湧くので、自分はそもそもやっていけそうか、これを求めているのか、直感に問うてみるのも実は最後の一押しをする際に重要になってきます。
ある程度事前準備ができたら、ふらっと現地に行ってみましょう
海外就職/転職までの手順を、かけ足ではありますが一通り説明してきました。
もちろん、海外移住、就職/転職を同時に実現するのは並大抵の決断ではありません。
でも、だからこそ、繰り返しになりますが、日本でできる準備が最低限できたら、実際に現地に行ってみることが実は最も自分の決断をより納得の行くものにしてくれるのです。
「休暇を取る、航空券を取る、現地在住者とアポを取る」
今の仕事が忙しいあなたにはなかなかハードルが高いように思えるかもしれません。でも冷静に考えて、今あなたは自分の人生の転機を自ら生み出そうとしているわけです。
その転機を心から望むのならば、きっと勝手に体が動き始めるはずですよ。
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