
・英語上達のために留学を考えている or 行くことが決まった
・まずはTOEIC600~700点レベルの基礎力を身につけたい
・長期休みをどう使おうか考えている大学生 等
この記事では、もともと全然英語をしゃべれなかった僕が、留学時に肌で感じた経験談をもとに、特に有効だった方法を振り返ります。
この記事を書いている筆者はこんな人です
・大学3年時に休学し、インドに2ヶ月留学
– 中高と勉強はそれなりにやったけど、、話せない
– 当時のTOEICは500点。帰国後、700点まで到達
・英語のベースを身につけ、現在海外在住歴4年
– 毎日仕事で外国人と英語でやりあっています
そんな僕が留学時を振り返り、有効だったと思えるコツを、以下7つにまとめてみました。
留学中に英語力を高める7つのコツ
- まずは非ネイティブと積極的に絡む
- 共通の話題から入る:世界3大共通言語「スポーツ、ゲーム/アニメ、下ネタ」
- バカになる:面白いやつだと思ってもらう
- コミュニティに属する:できればシェアハウスが理想
- 簡単に使えそうなフレーズだけメモする:難しいものは結局使いこなせない
- 覚えたフレーズをチャットやメールから使ってみる:考える時間を確保する
- 気が合う友人とサシで語る:必死に伝えようとする経験が価値になる
1. まずは非ネイティブと積極的に絡む
やはり初級者の状態でいきなりネイティブ英語を理解するのは難しいですよね。また、彼らは英語が話せる状態が当たり前なので、わからない人たちのペースに合わせたり、どう理解してもらうかを考えることもなかなか難しいようです。
それよりは、まずは自分とレベルの近い人、自分にとって聞き取りやすい英語を話す人を見つけ、集中的に絡んでみることです。
これら非ネイティブの人たちも、全く英語ができない状態から苦労して身につけてきたわけで、わからない人の気持ちがわかるはずで、快く受け入れてくれる確率は上がるでしょう。
2. 共通の話題から入る:世界3大共通言語「スポーツ、ゲーム/アニメ、下ネタ」
語彙や表現力が乏しいうちは、話題選びが非常に重要になってきます。
例えばこれは英語に限らずですが、日本で友人と話しているときも、全く知らない話題には全然入っていけないけど、自分の詳しい分野だったら自然とたくさんしゃべっている、なんてことは誰にでもありますよね。
違う言語であっても、このベースは同じなのです。
で、自分が知っている=相手も知っている話題を選ぶ上で、僕の勝手な持論ですが、「世界3大共通言語」というのがあります。
それは、1. スポーツ、2. ゲーム/アニメ、3. 下ネタ ですね。
例えば僕の場合は、サッカー。さすが競技人口世界No.1だけあって、特に男性であれば高確率で好きな人が出現します。ポケモンでいえば、ポッポ、コラッタ並みの出現率。
特にプレミアリーグなんて週末至る所でやっているので、一緒に観戦して距離を縮めるのもいいかもしれません。FIFAのサッカーゲームで盛り上がるのも、同じ1つのことにのめり込むことで、一体感を生みます。
それと日本のアニメ、これももはや世界進出を果たしており、認知率は高いです。
下ネタについては、次の項で解説します。
3. バカになる:面白いやつだと思ってもらう
これ、確かにかなり勇気のいることですが、実はかなり重要度高めです。
僕も振り返ってみて、これができたことで壁を破り、積極的にコミュニケーションができるようになったと思います。
そこで使えるのが下ネタなんですね。最初のとっかかりとしては最強のネタです。これは説明しなくてもお分かりかと思いますが(笑)
なんなら、語学を初めて真っ先に覚えるべきは下ネタと言っても過言ではないでしょう。何より覚えやすいですからね(大まじめに話してます)
で、最初のうちはこれを連発してれば、距離はぐっと縮まるはずです。まずは仲間として認めてもらうこと、面白いキャラを初期的に定着させ、コミュニケーションの場数を早い段階から増やすことが、後々の上達度に大きく響いてきます。
4. コミュニティに属する:できればシェアハウスが理想
今までお話ししてきた内容である程度打ち解けるすべを身につけたら、あとは場数を増やす(=英語のシャワーを浴びる)ことが圧倒的に有効です。
もちろんコミュニティに属して定期的に話す機会を作るのも良いですが、短期集中を目指すなら、シェアハウスをおすすめします。
英語がまだままならないのに四六時中英語環境なんてハードル高い、、とお感じかも知れませんが、こんな機会は一生に一度作れるかわかりませんし、どうせやるなら短期集中でグッと成長のベクトルを上げることです。
日本に帰ったら、なんだかんだ快適な日本語環境から離れられなくなるので、多少自分にストレスをかけてでも、大きなリターンを得るべきです。
5. 簡単に使えそうなフレーズだけメモする:難しいものは結局使いこなせない
ここまで読んでいただいて、「せっかくの留学期間、語彙や表現をできる限りたくさん覚えて帰ろう」と気合が入った方もいるかもしれません。
もちろんその意気込みは大切です。
ただ、ここからは少し反対の内容になるかもしれませんが、「何から何まで覚える必要はない」というのが僕の考えです。
なぜか、日常であまり使うことのない表現、使うシーンが思い浮かばない表現、それに、そもそも自分には使いこなせそうもない表現ならば、覚えてもあまり意味がありません。
そこで僕が意識していたのは、「その難しい表現、使わずにもっと簡単な言い回しはできないか?」ということです。
“ 何かを言いたい時に、とっさに知っている語彙を並べて表現する “
これって実は英語のコミュニケーションにおいて肝だと思っています。
実際の会話の中で、いちいち辞書を引いたりはできないわけですから、普段から、” いかに簡単な言い回しで伝えるか ” をトレーニングしておくことを強くおすすめします。
参考までに、簡単な表現で伝える重要性は以下の記事で書いています。
英語がなかなか上達しない?(勉強を始める前に日本人が持つべきマインドの話)
6. 覚えたフレーズをチャットやメールから使ってみる:考える時間を確保する
もちろん、最終的には対面の会話の中で言いたいことが言えるようになるのが先のゴールですが、そのための練習に、チャットやメールの活用が効果的です。
なぜならば、返信まで文面を考える時間を確保できるので、最初のうちはハードルが低いです。
覚えた表現、自信のない表現はまずチャットで使ってみて、感覚が掴めてきたらリアルでも使ってみればいいのです。
例えるならば、まだ使いこなせていない表現は2軍(チャット、メール)で試しに使ってみて、使えそうであれば1軍(リアルな対話)に昇格させるようなイメージですかね。
7. 気が合う友人とサシで語る:必死に伝えようとする経験が価値になる
最後に、これは少し上級者向けになりますが、自分の価値観、普段思っていること、こう言った真面目な話を外国人に伝えられるようになれば、英語もかなり上達したと言えるでしょう。
もちろん、他愛もないおバカな会話もはじめは有効ですが、お互いに真面目に自分の意見を言い合ってこそ、真に相手のことを理解できるわけです。
で、コツとしては、2. で触れた「共通の話題」というのが密接に関わっています。共通の話題、もしくは共通の価値観があること、要は自分の中から自然とドバドバ言いたいことが出てくるような状況を作るのが有効になってくるわけです。
その状況を作るには、自分が「この人気が合うな、気を許せるな」というフィーリングを持てる相手(気の置けない友人)を持つことです。
本音で語れる相手には自然といろんなことを伝えたくなってしまう。これは同じ日本人でも外国人相手でも同じです。
仮に英語力が乏しくても、必死に伝えようとする姿勢こそが、コミュニケーションの大きなベースになるはずです。