人生観/雑記

【挫折経験、暗黒時代は必要?】どん底から這い上がって得た教訓(特効薬など存在しない)

投稿日:2019年5月14日 更新日:

 

 

こんにちは、リョータ(@ryota_asia) です。

いきなりですが、みなさんには「挫折経験」「暗黒時代」はあるだろうか?

先日読者の方から、

「リョータさんの”暗黒時代”がどんなものだったのか知りたい」

というコメントをいただきました。
(プロフィールにちらっと書いただけなのですが)

例えば、世の中には成功者の武勇伝や、その人がどれだけ凄いかみたいな情報には溢れてますが、その陰にはきっと人にはさらけ出したくない挫折経験や暗黒時代があったはずで、

世の大半の人が聞きたいのはきっとそんな「負の側面」だったりするんじゃないかと思うわけです。

それもスーパースター、超有名人の挫折経験よりも、

自分よりちょっと先をいっている人、ロールモデルにできる程度の距離感の人の話の方が、より現実的でスッと入ってくると思っています。

というわけで今回の記事では、

・今まさにうまくいかなくて悩んでいる人
・過去の辛い経験を今後どういかしていけば良いか悩んでいる人

こういった人向けに、何か少しでも参考になれればと思い、「実際に僕の暗黒時代がどんなもので、それがいまにどう繋がっているか」をさらけ出していこうと思います。

僕も誰かのロールモデルになれているか?、自信を持ってYesと言えるまでにはなっていません。

が、暗黒時代を乗り越え、ちょっとずつ行動し、それなりに自分が思い描いていた方向に進んでいる自覚はあるので、重たい気持ちを振りきり、勇気を振り絞って書いてみることにしました。

 

【挫折経験、暗黒時代は必要?】僕がどん底から這い上がって得た教訓(特効薬など存在しない)

 

まずは簡単にですが、僕の約30年間の人生において、挫折というか、精神的に大ダメージを食らった経験は大きく2回ほど。

(1).「完璧主義の行きすぎ」から自分を追い込み心身ともに崩壊、大学不登校に(1年間)

(2).駐在から帰国後、「キャリアの不納得感」のストレスから休職・入院(3ヶ月)

それらの挫折経験・暗黒時代を振り返って見て思うことは、

辛い時期真っただ中に、無理やりプラスにしようと思う必要はない

  • どうあがいても変えられない時期、流れは存在する(流れに逆らわない)
  • 蒔いた種はいつか気づかぬところで果実をつける(勝手に盾になってくれる)
  • 良い流れが来た時にスピードを上げること

「小さな違和感」に気づけるセンサーを磨いておく

  • 重要なのは「自分にとって何が最もアンハッピーか?」を知ること
  • 逃げるタイミングを見極める基準を持つ

今回は、より深い闇時代(笑)でもあり、僕の価値観を大きく変える経験にもなった(1)について触れていきたいと思う。

※僕の経歴の背景は以下に書いたので、読んでいただくとよりわかりやすいかと。

自己紹介はこちら

 

「完璧主義の行きすぎ」から心身ともに崩壊、大学不登校に(1年間)

 

これは大学1年の終わりの出来事。

大学の体育会ラグビー部に入部したものの、1年で退部。

それまでの簡単な経緯はこんな感じ↓

——————

  • 地元の県立進学校で、充実した男子高ライフ
    − ラグビー部副キャプテン、毎日バカ騒ぎの男子高ライフを謳歌
    − 半年必死の受験勉強の末、大学へ現役入学
    →本気になれば大体のことはできると思っていた

  • 遠回りの末、大学を5ヵ年計画で卒業
    − 淡い自信とともに体育会に入部、文武両道もできると思っていた
    ★実力差、怪我、将来への不安から、悩んだ末に1年で退部。自信と熱意を失い、引きこもり不登校に

——————

この★部分が挫折体験であり、暗黒時代幕開けの引き金となる。

見事自信を打ち砕かれ、熱中できることを失った僕は、何にもやる気が起きない期間を過ごす。

同時に、ハードすぎる練習と授業の両立を続けた結果、体にもボロが出始め、次第に大学に通わなくなり、プチ引きこもりの暗黒時代が幕をあけた。

今振り返ると、これを引き起こした原因は「淡い自信」と「完璧主義」

高校まで特に心身ともに追い込まれる経験をせず、自分の願望もそれなりに叶えてきたから、プライドや自信が邪魔をして、思い通りにいかない時の自分のコントロールが物凄くヘタクソだったのかもしれない。

この20歳までの時点で、一番思い通りにいかなかい経験となった大学ラグビー部。

ヘタクソで、体も細くて、毎日ヘトヘト。

授業も寝てばかりで教授には見放される始末。

そのくせ、周りでキャンパスライフをエンジョイする同級生たちを白い目で見ている自分。

このままでいいのだろうか?勉強は?留学は?就職は大丈夫?

こんなブサイクで格好悪い自分に毎日嫌気がさしていた。

でも、途中で投げ出すのが嫌で、というかプライドが高すぎてできなくて、どんな無理をしてでも1年間部活を続けた。

なんとか1年間乗りきったオフシーズン、本格的に悩んだ。

こんなラグビーの化け物がたくさんいる環境で、しかも自分のやる気ゲージは下がっていて、成功できる気がしなかった。

同時に思い悩んだことで、持病であるアレルギー症状(花粉症、アトピー、鼻炎、たまに発熱)がかつてないレベルまで悪化し、物理的に続けるのが難しい状況だった。

こんな状況に追い込まれたことで、やっと決断を下すことができた。(この時の僕にとっては「逃げる」という感覚)

大変な状況にならないと逃げられない。これは今思えば、控えめに言ってかなりヤバイ。

人生で初めて逃げることをした僕は、今度は逃げた後どうすればいいかがわからなかった。

最初はちゃんと授業にも行った、みんなと同じようにゼミにも入った。

でも何かが違った。華やかに見えたキャンパスライフは、僕にとっては全然想像していたものとは違った。

 

さて、やっとここからが本格的な暗黒時代のはじまり

 

やる気ゲージが20%くらいまで下がり、体調は悪化し、「学校行くのめんどい状態」が日々高まって行く。

満員電車なんか乗りたくないし、駅までの移動もツラい、さらには家の玄関を出るのも面倒。。。

学校サボって一日中ゲームに明け暮れる日もあった。

こんな日が続く中、もうあんまり記憶がないのだけど、ちょうどテレビで北京オリンピックがやっていた。

同年代やちょっと上の世代が、もう世界を舞台に戦っている。

自分の情けなさとやりようのなさで、涙が出たことは、今でも覚えている。

でもこの時の僕はもう気力も体力もなくて、結局何も行動はできなかった。そしてさらに悩み、疲弊する悪循環。

大学2年生はほぼ大学の単位を取っていない。

(今思えば思い切って休学すれば良かった。そうすれば親にも迷惑かけなかった。でも、休学を認めるのが格好悪くてできなかった)

そこからの数ヶ月もほぼ記憶がない。多分ほぼ毎日引きこもって、同じことの繰り返し。

ただ、体に関しては色々治療を試した結果徐々に回復し、それに伴い気力もチョットずつ湧くようになってきた気がする。

 

少しずつ光が見え始める(解決してくれたのは時間)

 

人間悪いことは忘れるようにできてるもんだなぁと今になって思う。

結局、暗黒時代は無理やりこじ開けたんじゃなくて、ほとんどは時間の経過と見えない流れによるもので、あとはほんの少しの希望を持ち続けた、そういうことだったのだと思う。

大学3年には、学校にも通い、バイトも始め、ちょっとずつリハビリで慣らし始めた。

中頃には、特に充実はしていないものの、普通に平凡な暮らしができるまでにはなっていた。

ただ、気づけばもうこの時期は周りが就活を始める時期。

「おれ、この状態で就活始めるんかいな??」

そんな疑問を抱えたまま、一応スーツを着て説明会にも行ってみた。

でも明らかに、自分はそんなフェーズではなかった。

大学時代何もしてないし、この先の人生を考えるなんて、到底できなかった。

そしてこの時自分にとって大きなきっかけもあった。

  • 1年の時一緒に授業で爆睡して怒られてた水泳部の部活仲間が、今では主将になっていた。
  • ゼミで仲の良かったヤツが、海外留学を終えて英語ネイティブになっていた
  • 高校時代からの知り合いが、インターン選考に受かり、サイバーエージェントから最速内定をもらっていた

この3年間でここまでの差がついたかと、驚愕した。

でも取り返すしかない。僕は迷わず1年の留年を決め、親に頭を下げた。

 

スイッチが入り、良い流れが舞い込み始めた

 

1年間の猶予を手に入れた末湧き上がったのは、

「あの空白の時期を取り返す。いや、あれをバネにもっと突き抜ける」

その一心だった。

でも、何をすればいいかわからない。でも、立ち止まってる暇はない。

就活をする大学の同級生と話している中で、「お前ら3年間何してきたの?」という話題になる。

そこで一番ビビッと来たのは、東南アジアバックパッカーをしていた友人の話だった。

とりあえず話を聞いてなんとなくイメージを膨らませ、夏休みの3週間を確保して、航空券とバックパックだけ買った。

もちろん不安もあった。出発前日は結構ブルーだった。

でも「変わらなきゃ」という使命感に勝るほどの恐怖はなかった。

 

道中は良いことも悪いことも、当然たくさんの刺激があった。

デジカメもなくしたし、腹も壊したし、虫もカエルも食った。

たくさんの面白い旅人とも会った。

そして、ちょっとずつ自分の価値観がほぐれ、内側にずーっと溜め込んで来たエネルギーが解放される感覚がたまらなかった

自分がパワーアップした気もしたけど、それ以上に世界の広さも知ったから、それは慢心ではなかった。もっとやってやろうという健全な欲求だった。

今思えば、東南アジアがそうさせてくれたのか、それとも今まで溜め込んで来たエネルギーや運気がたまたまぶち上がったからなのかはわからない。

でもこの経験が最初のきっかけで、その後インドに長期インターンに行くことにも繋がったし、就活で大手企業に入社することもできたし、入社2年目から自らハードな環境を志願してインド駐在したし、そして何より今、東南アジアでキャリアを歩み、もうすぐ4年目になる。

そしてさらに辿って行くと、そこには暗黒時代がある。

あれを経験して良かったか?と聞かれたら、良かったとは言えない。

またしたいか?、間違いなくNoに決まってる。絶対に人にもあぁなっては欲しくない。

得たものは何か?と聞かれたら、これも残念ながらあまりない。

 

あえて得た教訓は何かと聞かれたら?(特効薬はないけど、、)


「なんだ、挫折からの立ち直り方、暗黒時代の抜け出し方、必殺技も特効薬も特にないじゃんか」

と思った方、期待はずれでごめんなさい。断ち切る必殺技は結局手にはできませんでした。

でも、敢えて教訓と言えるものを絞り出すなら。。

 

■辛い時期真っただ中に、無理やりプラスにしようと思う必要はない

  • どう足掻いても変えられない時期、流れは存在する(流れに逆らわない)
  • 蒔いた種はいつか気づかぬところで果実をつける(勝手に盾になってくれる)
  • 良い流れが来た時にスピードを上げること

今まで書いてきたように、どんなに自分のできることをやっても、状況が好転しない時期はあるし、その期間は思った以上に長く何度も気持ちは折れかけました。

流れが変わった大きな要因は、やはり時間の経過。(特効薬も必殺技もなかった)

人生には見えない波のようなものがあって、海が荒れていたり、波が立たない時は、じっとしていることも選択肢の一つだと学びました。

雨風をしのぎ、波待ちしてる時間は無益に思えるけど、そこでじっくり周囲を観察したり自分と向き合うことで、確実に価値観は変化し、観察眼は洗練されているはず。(それが必ずしも自覚できるものでなくとも)

だから、波が来た時にスッと乗れる準備だけしておく。そうすれば、前回は乗れなかったような良い波にも乗れるような自分に、気づけばなっていると思うのです。

僕の場合は、「海外に出れる波」や「心身ともに健康なライフスタイル」みたいなものに気づけばアンテナを張っていて、長い長い暴風雨をしのぐ中で(何度も飛び乗ろうとして横転したけど)、思いの強さ、タイミングを見極める目、波乗りする技術が磨かれていた気がします。

 

■小さな違和感に気づけるセンサーを磨く

  • 重要なのは「自分にとって何が最もアンハッピーか?」を知ること(何がHappyかよりも)
  • 逃げるタイミングを見極める基準を持つ
    ・逃げたこと、遠回りしたことがない人にはわからない
    ・「積極的な逃げ」を恥じるな

最もアンハッピーなことってなかなか考える機会もないですが、僕にとって今まで起こったことの範囲では「体調の悪化」がそれでした。

過去にカラ元気で無理をして、途中で休むことができず失敗してきたからこそ、この辛さ(多くの時間やチャンス、気力を失うこと)を真に実感しています。

でもこれがあったからこそ、”何かをストップすべき、逃げるべき基準” をクリアにすることができたのは、不幸中の幸いでした。

「最もアンハッピーなこと」は皆それぞれあるはずです。それを失うことで自分の人生にどんなリスクがあるか。

それを守るために逃げることは「積極的な逃げ」であり、全く恥じる必要はないのです。

 

最後に

この記事が、悩める人の励みになり、再現性のある参考例になるかはわかりません。

挫折経験、暗黒時代は、もちろん意図的に作るものでもないし、作れるものでもない。どう向き合って行くか、その中で自分がどう変化するかによって、得るものも変わってくるはずです。

もし今、何か辛い状況に置かれている人。残念ながら特効薬はありません。

でも、失礼な言い方かも知れないけど、こんなにデカい世の中で、一人の人間に起こってることなんてマジで小さいもんです。

でも、だからこそ、そんな世の中の流れに抗わず、時間の経過に身をゆだねてみることも、実は一つの解決策でもあるのです。

そして「暗黒時代の幕が開けたら、必ず良いことがあるよ!」と確約することもできませんが、その経験はいつか気づかぬところで自分の盾になってくれるはずです。

もし僕に何かできることがあれば、相談に乗れることがあれば、ぜひ声かけてください。

@ryota_asia

(もしくはコメント欄、インスタ、なんでも構いません)

元モヤモヤ族として(今もですが)、何かお役に立てれば嬉しいです。

 

ちなみに

今回お話した内容を、運営するYouTubeの方でも話しています。

海外生活や海外キャリアについて発信しているので、もしよければこちらものぞいてみてくださいね。

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Ryota@アジアでキャリアを創る

タイ・バンコク在住。戦略コンサル→海外就職メディア「アジラボ」運営&キャリア支援。20代で4カ国勤務の経験から『海外で働く・生きる』のリアルを発信 ■大学純ドメ体育会→挫折&留年→バックパッカーで覚醒→NTTインド駐在→DI戦コン ■キャリア相談もお気軽に