
どうも、@ryota0406 です。
このブログでは主に海外就職・キャリアアップをテーマにしていますが、
「自分の意思やタイミングで海外に出て、実績をあげ、キャリアを作っていく」
って、前例や情報も少なく、なかなか明確な正解はまだ世の中にないのが現状ですよね。
駐在員、一部の起業家/フリーランスであれば別ですが、普通の会社員が現地でキャリアを歩むとなると、世間一般のいわゆる「現地採用」という枠に一括りにされてしまうのが現状です。
この記事では、僕自身の海外キャリア約4年間での経験や、現地での状況を見ての考察をしていきたいと思います。
先日、以下のようなツイートをしました。
https://twitter.com/ryota0406/status/1129993116893605888?s=20
では、上記を深掘りしていきます。
【海外就職でキャリアアップは可能?】現地で人脈、ポジションを築く(アジア/現地採用)
■目次
① 日本で基礎をつける
② アジア現地採用で専門性、実績を作る
③ ②の間に人脈を作り、ポジションを築く
④ 海外経験×専門性をいかしてステップアップ
① 日本で基礎をつける
新卒なら、まずは最低限のビジネス基礎を(インターンや個人で稼いだ経験があるなら別)
新卒で海外就職すべきか?というのはこのブログでも何回か触れたことがありますが、最低限のビジネス基礎、もしくは業界経験をつけてからが理想、というのが僕の持論です。
「仕事を選ばずとりあえず海外で働いてみたい」というのであれば話は別ですが、このブログを読んでくれている皆さんは、せっかく海外に出るのであればしっかり戦略的にキャリアを創っていきたいと考えている方が多いと思います。
海外、現地でステップアップを目指すのであれば、ある程度の準備と理想は用意しておくに越したことはないでしょう。
これについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。
【新卒でいきなり海外就職すべき?】まずは日本で大企業に就職するメリット
② アジア現地採用で専門性、実績を作る
仕事を選ばず就職するだけなら簡単。ただしできれば「業界経験あり」が理想
自分なりに社会人経験やビジネスとはなんぞや?がわかってきたら、海外挑戦できるステージです。
若くして駐在というパターンもなくはないですが、稀なので、自分の意思・タイミングで挑戦したいなら、多くの人は現地採用からのスタートになるでしょう。
もちろん、特にアジアで就職する場合、日本に比べると待遇は下がることが多いかと思いますが(よっぽど海外経験があって即戦力なら別)、ちゃんと自分の価値を高めて、その後のステップアップができれば、一時的な収入ダウンに一喜一憂する必要はあまりないと思っています。
(生活コストも下げられるし、特に若い人であれば未来への投資をしにきたと思えば良い)
また、とりあえず海外経験を積むことが目的であれば未経験でも問題はないですが、少しでも経験した業界・業種を選ぶことで、スタート地点を優位な場所に置くことはできるはずです。
「業界経験あり」の看板を引っさげて、海外就職を有利に進める方法は以下の記事に書いていますので、よかったら参考にしてみてください。
【海外就職を優位に進めるには?】小さくても良いから『業界経験』をつけよう
③ ②の間に人脈を作り、ポジションを築く【今日の本題】
現地採用の枠を超えるには、現地でのセルフブランディングが重要
さて、ここからが今日の本題です。海外就職の1社目は、ある程度ステップアップの踏み台と割り切ることとして、”2社目にどうジャンプするか” が海外キャリアをつくっていく上ではキーになります。
当然、スキルと経験を積めばキャリアアップできるというのが正論ですが、海外、特にアジアとなってくると、現状現地採用の枠組みの中ではどうしても限界があるのが現実です。
そこで重要になってくるのが、
「いかに自分個人をブランド化・差別化し、自分の希望に沿って転職活動を進められるか?」
要は、自分優位に会社を選べるようになっている状態が理想です。
そのために重要なのが、以下だと思っています。
・情報(現地での人脈、業界動向/トレンド、人の流れ)
・個のブランド力(業界内でのリアルの地名度/実績、SNS等バーチャルでの発信力、付き合う人やコミュニティの質)
【重要】「隠れた求人」を嗅ぎつける力を
隠れた求人=「良い人がいれば採用する」のパターンを狙う(エージェント求人には乗ってこない)
上記で述べた「情報」「個のブランド力」を高めることのメリットは、いわゆる転職サイトやエージェントに掲載される「オープンな求人」に限らず、「隠れた求人」にもアクセスできることです。
隠れた求人をわかりやすく説明すると、「求人は時に出してないけど、良い人がいれば採用するし、枠やポジションも割り当てる」というパターンです。(ヘッドハンティングに少し近いかもしれません)
これはもちろん出現率は低いし、難易度も上がりますが、転職活動を優位に進め、自身の価値を上げていくには現時点で最も有効な方法だと思っています。
(参考)ちなみに、僕の場合
僕はアジア転職する際、運良くこのパターンに巡り会えました。
知り合いのツテで、バンコクで顔の広い実業家を紹介してもらい、その実業家の方がスタートアップ界隈に僕の話を広げてくれました。
「新卒大企業」「海外経験あり」「信頼できる人からの紹介」といった要素が味方をしてくれ、おかげさまで数社のスタートアップの経営者さんと面談することができました。
その中で最もピンときて入社したのが、2社目の戦略コンサルです。
もちろんその会社はその時点で公開求人も出していなかったし、エージェント経由でもなかったので、ポジション、給与、その他諸々、ゼロベースから相談・交渉を進めることができました。
④ 海外経験×専門性をいかしてステップアップ
ここからがキャリアアップの本番
繰り返しますが、もちろん海外に出たいという明確な志を持っているのであれば、自分が望む場所に、望むタイミングで出てくることは勇気ある立派な決断だし、心から応援したいと僕も思います。
だからこそ、その海外キャリアをより良いものにしていくためには、情報をちゃんと集め、時に戦略的に、自分の目でしっかり見極めていくマインドが重要です。
海外経験(語学、異文化適応力、ローカルチームとの仕事の仕方)は、海外に出てくればある程度身につきます。
でもそれだけでは弱いので、ほかにどんな専門性がプラスできるか?を常に考えておくことが重要で、職種(営業、マーケ、エンジニア等)、業種(サービス、メーカー等)、何かしらの軸を設定しておくことがステップアップの一助となるでしょう。
まとめ
既存の現地採用の枠にとらわれず、自分の力で前例の少ないキャリアを切り開いていくには、”ただ海外に出てなんとなく働いている” だけではなかなかバリューにはなりにくくなっていくでしょう。
終身雇用も正式に崩壊が進み、働き方も多様化し、その流れで海外に出てくる優秀な日本人も増えてくると予想しています。
そんな中でも生き残っていくには、目の前の仕事で経験やスキルを積むのは当然ですが、日本に比べ情報や前例が少ない海外では、自らチャンスを嗅ぎつける嗅覚やアンテナも必要です。
そのチャンスをモノにできるよう、「個人のブランド力を高める、自己発信力を磨く」こと。
これは、令和時代のキーワードですが、海外でも同じことです。
僕もまだまだブランド力を高めている最中なので、キャリアとしての経験・スキルと、個の力(自己発信力・コンテンツ力)を同時に高めていくつもりです。
海外キャリアのロールモデルを、いっしょに創っていきましょう!
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